Webまわりのサービス

  佐藤さんのブログから
 Web 2.0を標榜するベンチャー企業がいっぱいありますが、結局、Google などの巨大インフラ提供企業の手の中で転がされているだけ。APIとかいうと聞こえはいいですが、自前でインフラを作るお金も時間もないベンチャー企業は巨大インフラ提供企業が提供するインフラを使うしかない。そうすれば手っ取り早くサービスが展開できますが、同じインフラを使う他のベンチャーとの差別化はますます難しいし、結局、活きるか死ぬかはインフラ提供企業しだい。インフラ提供企業側がサービスの提供方法を変えるだけでも、成り行かなくなる企業がいっぱい出るような始末。(Web 2.0は地主と小作人の再現というそうですが)。
 この先の予測をいうと、おそらく今後、Googleに代表されるインフラ提供企業は、サービスの高度化などの聞こえのいいうたい文句とともに、無料で使えるインフラサービスの仕様を頻繁にかえる一方で、継続してサービスを提供してほしい場合や利用料を徴収するのではないでしょうか。
 サービスを展開するベンチャー企業は当然、継続して同じ仕様API でサービスを受けたいわけですが、サービスをうまく軌道に乗せられたベンチャー企業は収益もあるでしょうから、多少の支払いは許容できるはずです。
 進化論的にいうと、環境変化を強制的にして進化速度をあげるのと同じ。環境変化をすることで、現在の環境にうまく適応していない種(儲からないサービス)は淘汰させると同時に、変化に適応する強い種(開発力のあるサービス)や新しい種(新しいサービス)の登場を促す。
 現在の環境に適応してしまった種(いま儲かっているサービス)のために、有料とはいえ現在の環境に住み続けられるようにユートピアを用意してあげればいい。
 
 ここに 安易に 加わらずに 独自で こつこつやろう.